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ピラティスの流行もあり、「インナーマッスルを鍛えて腹圧を高めましょう」というキャッチコピーを見たことがあるかも知れません。
腹圧ってなに?
低いとダメなの?
高ければ高いほど良いの?
そんな解説回。
腹圧とは横隔膜から下の内臓が収まってる空間にかかる圧力のことです。
筋肉で囲まれ、その内側は腹膜が存在します。
適度に外側から圧力がかかることで体幹を安定させ、内臓を固定させることができます。
その圧力が低いと体幹の固定力が悪くなり、姿勢が悪くなったり、運動の際のパフォーマンス低下や腰痛などの怪我のもとになります。
じゃあ高ければ高いほど良いのか?
それはノーです。
理由は2つ。
まず、腹圧が高すぎると地面からの衝撃を吸収しにくくなり、背骨などへの負荷が大きくなります。お腹がボヨよ〜んとしてると衝撃を吸収できることはなんとなくイメージしやすいかと思います。
もう一つは内臓への悪影響です。
腹圧が高いということは内臓を外から締め付ける力が大きくなるということ。
内臓の血流を悪くする可能性があります。
なので適度な腹圧というのが良いかと思います。
しかし、、、
実はその腹圧、単純にインナーマッスルだけでコントロールされてるわけじゃありません。
脳が自動的にコントロールしてる部分もあります。
神経伝達を正常化できたら勝手に適度な腹圧を保ってくれるのです。
私はよく言うのは「治りやすい体にするのが整体」
適度な腹圧を保てる体にするのが整体とも言えます。
何事も適度が大事ですね。